ご自宅で調理した料理を冷凍する時には、いくつかの押さえておきたいポイントがあります。
料理の劣化や細菌繁殖を防ぐために、おいしい健康では下記の方法を推奨しています。
※ 病気や治療により、普段の食品衛生管理では体調を崩してしまう場合があります。医師より食品の衛生面での指示がある場合は、ホームフリージングについても医師の指示の下でご利用いただく事をお願いたします。
【冷凍保存についての注意点】
1.なるべく速く凍らせる
調理した食品を冷まし、金属製など熱伝導性の良い容器に食品の厚さを薄く並べて、冷凍室の温度調節を最も冷える状態にセットして凍結します。冷凍室に急速凍結の機能があれば利用しましょう。
2.しっかり包む
乾燥や脂肪の酸化を防ぐため、ラップや冷凍用ジッパー付き保存袋などを活用し、できるだけ空気を遮断しましょう。
ラップに包んでから冷凍用ジッパー付き保存袋に入れる「二重包装」がおすすめです。
空気が入り込みにくくなり、食品の冷凍やけ(乾燥)を抑えることができます。
※冷凍用ジッパー付き保存袋は加熱時のことを考慮し、耐熱性/耐冷性があるものを使用するのがおすすめです。
3.衛生的に取り扱う
フリージング前の取り扱いは、手や道具・器具をよく洗うなど、衛生に注意し、微生物、異物の汚染を防ぎましょう。
また、肉や魚はドリップをペーパータオルで取り除くことで細菌繁殖を抑えられます。
4.早めに使い切る
緩慢凍結による組織の傷みや保存中の品温変化により品質低下が早く進む場合があるので、1週間を目安に使い切りましょう。
【冷凍保存に適した/適さない食品や料理】
1.冷凍保存に適したもの
下味をつけた肉や魚、調理したおかず、干物など乾燥させた食品、また、スープやソース類、裏ごしした野菜など、すでに組織が壊れているもの。
パン、ごはん、もち、納豆なども品質低下が少ないため、冷凍保存に向いています。
2.冷凍保存に適さないもの
食品中の水分が多い生野菜や組織がやわらかい魚介類など。
特にお店で解凍して売られている生ものは再凍結することになり、美味しさも栄養も極端に落ちてしまいます。
また、生卵やゆで卵、牛乳、ヨーグルト、豆腐、こんにゃく、プリン、ゼリーなども冷凍保存に向かない代表的な食品です。
※ゼリー、プリン、こんにゃく、ゆで卵などは冷凍するとスポンジ状になります。
※牛乳、ヨーグルトなどは冷凍すると分離してしまいます。
【解凍時、解凍後について】
下記3つのいずれかで解凍し、解凍後は必ず再加熱(中心温度が75℃以上になるように加熱)し、当日中にお召し上がりください。
1.加熱解凍(調理)
食材を凍ったままか、半解凍の状態で鍋などに入れて一気に火を通してください。
2.冷蔵庫内解凍
冷蔵庫は食品全体を低温に保ち、ダメージが少ない状態で解凍できます。
3.電子レンジ解凍
保存時に冷凍用ジッパー付き保存袋を使用しているため、袋に入れたまま加熱する場合は、加熱ができるか(耐熱性があるか)確認してください。